2008年3月26日水曜日

DAP82_KIT



D級アンプはPOPノイズが大きいので使えないと書きましたが音質と電子工作の魅力でまた作ってしまった。今度はもっとお安いDAP82_KIT、これは共立電子のオリジナルキットでPAM8202という石を使っている。キット価格は激安の1330円!!完成までに自責ですが、はまってしまったので記録しておく。


組み上げた後、端子類をつけて動作試験成功したのだが、端子類の付け直しをして動作試験した時、どこかをショートさせて壊してしまった。症状は左側の音は鳴るのだが右側がビーという発振音しかでなくなった。受動部品以外のパーツPAM8202を交換(単品190円)させ復旧させた。他に問題発生!スピーカーと電源を繋いて耳をそばだてると、サーーとノイズ聞こえてくる。それの調査と対策をした、原因は電源周りのノイズが乗ってしまっていたようだ。D級アンプだからといって電源ノイズに無敵というわけではないようだ。対処はもともとつけていた7803+47uF+0.1uFを7805+1000uFに取り替えることでノイズは消えた。原因は深いと思われる、、、安物のACアダプタを使う場合は?000uFくらいは入れないといけない、3端子電源も案外ノイズ出す?(壊してしまっていたかもしれない。)このあたりだと思われる。 ちなみに対処後、無音時のノイズはスピーカーから全く聞こえなくなった。



その他、インターネットで見つけた高級化対策を実施した。PAM8202の2番と3番ピンの間に0.1uFの積層セラミックを付けると特性が良くなると書いてあったので、表面実装品を付けてみた。(音の変化は確認していないのでわかりません。)。KITについていた10KΩを表面実装の11KΩに換装した。(裏側に実装しているので画像では写っていません。音の変化は確認していないのでわかりません。)。PAM8202のSPECシート(新しい版)の入力の750Ω抵抗が記載されているというもの。1MΩで接続した結果クリッピング(出力を大きくするとざりざり鳴る現象)が出にくくなり音量使用上限が増えた。(画像上では赤い電線でつないでいる抵抗)

さて、ここまでいじった結果!共立電子のもう少し良いキットのDAMP-3120(TI製のTPA3120D2) 3890円とどちらが良い音になるか!!!














全然、ダメじゃんPAM8202、、、、て感じです。私見ですが、比較ソースとしてクラシックをかけて見ましたが、音の広がり、楽器の存在感が全然別物です。2560円の違い実感できました。

3/28追記
DAP82_KIT,DAMP-3120ともに電源の質で鳴り方が全然違うことがわかりました(特にDAP82)。いろいろ試してみると面白いです。DAP82も結構良い音出しますがDAMP-3120では聞こえていたフルート奏者の息継ぎが聞こえないような気がします、あと出力数が低いところが価格の差でしょうか、、
これらのアンプを作ってから、ステレオの性能について興味がでてきました。SACDと5.1chってどうなんだろ、実際、、、